MotoGP前半戦終了。日本人ライダー7人は皆、輝きを放っていた (4ページ目)

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira
  • 竹内秀信●撮影 photo by Takeuchi Hidenobu

 真崎一輝(まさき・かずき/18歳/BOE Skull Rider Mugen Race)は、Moto3の日本人勢のなかで唯一、KTM陣営のライダーだ。2017年にRed Bullルーキーズカップで年間総合優勝を果たして、2018年からMoto3クラスにステップアップし、今季で2年目のシーズンを迎える。

 2019年のシーズン前半は、リズムがうまく噛み合わないことも少なからずあり、まだ思いどおりの結果を残せないでいる。Moto3昇格以降、使い始めるようになったサムブレーキ(左手親指で操作するリアブレーキ)にも十分に順応し、技術面でも地道に向上を見せている。意欲と能力をレースリザルトに結びつける、あともう一歩の「何か」を見つけることが、夏休み以降の後半戦の課題になるだろう。

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