2018.09.14

トロロッソ・ホンダ今季最大のチャンス。
ガスリーも暑さ対策万全で挑む

  • 米家峰起●取材・文・撮影 text & photo by Yoneya Mineoki

 ピエール・ガスリーは自身初のシンガポールGPに、意気揚々とやってきた。

 リザーブドライバーとして帯同していた過去2年間はジョギングをするくらいしかできなかったこのサーキットを、実際にF1マシンで走るのが楽しみで仕方がないという。

シンガポールGPでのレースに大きな期待を寄せるピエール・ガスリー「レッドブルのシミュレーターと自宅のシミュレーターでかなり走り込んできたけど、サーキット自体はゲームのなかでは一番好きなサーキットだよ。だから実際に走るのが楽しみなんだ。

 モナコやハンガリーもそうだけど、僕はコーナーがたくさんあってリズムに乗って走るサーキットが大好きで、ストレートが長いところはあまり好きじゃない。シンガポールはまさに、リズムに乗って走るサーキットだよ」

 フード付きジャンパーを2枚とTシャツを着込んでトレーニングし、暑さに身体を慣らしてきたというガスリーは、「決勝で2kgは体重が減る」と言われる高温多湿のシンガポールのレースに向けて、しっかりと準備ができているという。

「サウナで運動するとか、いろんな暑さ対策トレーニングをやってきたし、ジャンパーを着込んで過ごしたりもしたよ。みんなTシャツなのに、僕だけジャンパーを2枚も着てフードまで被って、死ぬほど汗だくになっているから、周りからは『アイツは何をやっているんだろう』って思われただろうけどね(苦笑)。

 かなりタフなトレーニングだったけど、シンガポールのレースではかなりの水分を失うことになる。だから、運動をする前に汗をかいたり、そういう状態でも体内の水分を維持できるように、身体の準備を整えておく必要があるんだ」

 ただし、もちろんガスリーがこれだけ楽しみにしているのは、ゲームで走って楽しかったからというだけではない。トロロッソ・ホンダのマシンがこのシンガポールの市街地を縫うように走るマリーナベイ・ストリートサーキットで好走を見せると期待できるからだ。