「がんばった」9位で終幕。ホンダとマクラーレンの明日はどっちだ? (8ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 それに対して長谷川総責任者は、マクラーレンに対して最後まで技術者として真摯な態度を貫き通した。

「3年間ありがとうという気持ちです。今までいろいろありましたけど、それはハードウェアの性能としていい悪いという話をしていただけで、人間同士は仲良くやっていましたし、何か問題があったときは一緒に解決しようというスタンスでやってきましたから、その点は本当にありがたく思っています」

 9位にしかなれなかったことを嘆いても仕方がない。マシンのパフォーマンスは一朝一夕には飛躍しない。それよりも大切なのは、今の自分たちが持つ力をアブダビの地ですべて出し切ることができたということだ。

 そして3年間の長いトンネルに幕を引き、新たな未来へと歩き出す。その旅路はすでに始まっている。

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