アロンソは「アドレナリン出まくり」。ホンダ3年の進歩を鈴鹿で示す (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

「シーズン序盤は走行時間が限られてしまったせいでなかなか苦戦を強いられたけど、ここにきてすべてがうまくいかないときでも自分で挽回できる幅が広くなってきていると思う。それはエンジニアをはじめとしたチームとの関係がよくなったからこそできるようになったことだし、チームとともに努力を重ねてレースを重ねるごとに間違いなく少しずつよくなってきたんだ」

 鈴鹿は昨年、スーパーフォーミュラで走り込んだ場所だけに経験値もある。それだけにバンドーンの好走にも期待がかかる。

「サーキットを知っているというのはいいことだよ。鈴鹿では昨年、スーパーフォーミュラのレースやテストでものすごく多くの経験を積んでいるし、実際に優勝もしているからね。だから今週末はこの鈴鹿をF1マシンで走ったらどうなるのか、すごく楽しみなんだ。今年のF1マシンで走るとものすごくエキサイティングだと思うよ」

 2017年型F1マシンは、ダウンフォースが増えたこととタイヤのグリップが増したことで、中高速コーナーが格段に速くなった。鈴鹿の場合は、流れるように高速コーナーが続くセクター1のタイムが大幅に短縮すると予想されている。

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