狭いコースに幅広マシン、「発射台」も登場。今年のモナコは一触即発 (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

プールサイドシケイン出口の第2の縁石。まさしく「発射台」だプールサイドシケイン出口の第2の縁石。まさしく「発射台」だ「去年の時点でもすでに簡単に壁に飛んでいってしまうほどで、ヒットするだけでよくないくらいに大きかったのに、今年は極端に大きくなっている。とにかくあの縁石にヒットしないようにすることが重要だ。大きいけどヒットしたらそれは自分のミスだし、その代償を支払うのは自分自身。僕は気にしていないよ」(バルテリ・ボッタス)

「こんなに大きな縁石は必要ないと思うよ。去年までのものでも十分に大きかったし、ヒットすれば壁に飛んでいっていたんだ。これならグランドスタンドまで飛んでいっちゃうよ(苦笑)」(セルジオ・ペレス)

「あれには驚いたよ。なんであんなに大きな縁石をつけたのかわからないね。あれじゃF1マシンにとってはジャンプ台だよ! ちょっとしたミスでフロントウイングを当てただけで壊してしまうだろうし、乗り上げたら壁に飛んでいってしまうだろう。とにかくヒットしないように走らなければならない」(ロマン・グロージャン)

 初日の走行では、各ドライバーが慎重に走ったためかクラッシュは起きなかったが、トロロッソ勢は縁石で跳ねてヒヤリとする場面があり、下位カテゴリーのF2の予選では松下信治(まつした・のぶはる)が5番グリッドを獲得した直後に縁石に乗り上げてガードレールに刺さり、「餌食第1号」となってしまった。

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