アロンソ離脱説が再燃。ホンダに迫り来る「最終リミット」はいつだ? (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

「フェルナンドは我々スペインメディアに対してもホンダの文句を言い続け、ホンダにプレッシャーをかけている。彼はホンダの次のアップデートの成果を見て、今後どれだけ期待できるかを計ろうとしているんだ。その結果によって、来季のチーム残留か移籍かを決めるつもりだ」

 世間ではメルセデスAMG、もしくはフェラーリという現行のトップチームが移籍先候補になると騒いでいるが、ファブレハは「それは難しいだろう」という。メルセデスAMGは1年契約のバルテリ・ボッタスの状況次第とはいえ、ルイス・ハミルトンの実力をよく知るアロンソがメルセデスAMGに移籍する可能性は低いと見ている。

 また、ある元フェラーリのエンジニアが「フェルナンドはフェラーリで政治的に立ち回りすぎた」と語るように、2014年10月の時点でマクラーレン・ホンダが本命として交渉していたのは、レッドブルで不遇をかこっていたセバスチャン・ベッテルのほう。しかし、ベッテルがフェラーリ入りを決めたため、アロンソに白羽の矢が立った経緯がある。つまり、フェラーリはアロンソよりもベッテルを選んだのだ。

 そんな過去もあり、アロンソのフェラーリ復帰の可能性も低いだろうと、ファブレハは見る。

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