2015.02.10

【MotoGP】最速タイムは誰?開幕前テストで「4強」が早くも火花

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira 竹内秀信●撮影 photo by Takeuchi Hidenobu

 2015年シーズン最初のプレシーズンテストが、毎年恒例のマレーシア・セパンサーキットで2月4日から6日まで三日間のスケジュールで行なわれた。

 この三日間のテストでは、2013年と14年を連覇した21歳のチャンピオン、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が初日に最速タイムを記録。二日目には、3年ぶりの王座奪回に向けて捲土重来を期すホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ MotoGP)が、唯一の1分59秒台に入れた。

 最終日の三日目は、ふたたびマルケスがトップ。1分59秒の壁を破り、非公式記録ながらセパンサーキット史上最速となる1分58秒867というタイムに到達した。

セパンテストで好タイムを記録した2014年王者のマルク・マルケス このタイムには、MotoGPの公式サプライヤーとしてタイヤを提供するブリヂストンのモータースポーツタイヤ開発マネジャー、青木信治氏も驚きを隠さなかった。

「午前中はタイムアタックに最適なコンディションだったので、何名かの選手が59秒に入れるだろうと想像していました。しかし、まさか58秒台に入るとは......」と、やや絶句気味ながらも、自分たちのタイヤ開発の成果を予想以上に引き出してくれたマルケスの超絶的な走りに、思わず笑みがこぼれていた。

 当のマルケスは、このタイムアタックでのパフォーマンスもさることながら、三日間のテストで課題にしていたブレーキングとコーナーの進入、旋回にかけての挙動を改善できたことが大きな収穫だった、と話した。