【競馬予想】香港チェアマンズスプリントプライズ、19連勝中のカーインライジングは本当に鉄板か (2ページ目)
しかも、その強さはいまだ増すばかり。年が明けてからも3戦3勝中だが、うち2戦で芝1200mと芝1400mのコースレコードを更新している。それも、ジョッキーが持ったままの馬なりで、だ。
これまで破ってきた相手も決して弱くはない。
今回も出走する日本のサトノレーヴ(牡7歳)は、今年のGⅠ高松宮記念(中京・芝1200m)で連覇を達成。昨年6月には英国のGⅠクイーンエリザベスⅡ世ジュビリーS(アスコット・芝1200m)でも2着に入り、世界的に見ても実力上位の存在だ。しかし、カーインライジングとの対戦では3着、2着、9着という成績に終わっている。
また、地元香港のヘリオスエクスプレス(せん6歳)は、4歳三冠(香港のクラシックは4歳)のうち二冠を制しているが、カーインライジング相手には2着に甘んじたことが8度あるなど、すべての対戦で苦杯をなめている。
さらに、カーインライジングは昨年10月にオーストラリアへ遠征。当地のスプリント戦最高賞金額レースであるGⅠジ・エベレスト(ランドウィック・芝1200m)に出走し、オーストラリアのトップスプリンターたちを難なく一蹴している。
ここまで国内外のGIを8勝。その強さも、19連勝という成績も、何ら疑う余地はなく、世界ナンバー1ホースに君臨するにふさわしい馬だ。
余談だが、こうした状況のなかで悲鳴を上げているのは、主催者である香港ジョッキークラブだ。これほど強い馬であれば、馬券の信頼度は当然高く、日本なら単勝や複勝が1倍の元返しとなることも十分にあり得る。だが、香港の馬券には元返しがなく、単勝では最低1.05倍、複勝でも最低1.01倍の配当がつく。つまり、この馬が馬券に絡めば、香港ジョッキークラブからの持ち出しが発生。赤字をこうむる状態が続いているのである。
逆に言えば、香港の競馬ファンにとっては、こんなにも愛すべき存在はいない。となれば、日本にも遠征してきてほしいところだが、管理するデビッド・ヘイズ調教師は「まだ2~3年は、遠征は年に1回。ジ・エベレストに限りたい。(その間に)負けるようなことがあったりしたら、そのあとに(日本遠征を)考えたいね」とコメントした。
さて、肝心のチェアマンズスプリントプライズだが、カーインライジングの20連勝はなるのか。はたまた、同馬が脅かすような伏兵の台頭はあるのか。
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