【競馬予想】高速決着必至の北九州記念 上り調子の「姉弟」が高額配当を運んでくる (2ページ目)
吉田記者はそう言って、2頭の穴馬候補をピックアップした。1頭目は、初の重賞に挑むヤマニンアンフィル(牝6歳)だ。
連闘で北九州記念に挑むヤマニンアンフィル photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る「先週の3勝クラス・佐世保S(6月29日/小倉・芝1200m)を快勝。そこからの連闘策となりますが、かなり面白い存在と見ています。
ムラ駆けタイプの6歳牝馬ですが、近走の芝1200m戦に限れば、1着、4着、3着、2着、1着と好走を続けています。4着だったのは、昨夏の3勝クラス・長篠S(中京・芝1200m)で不良馬場での結果。3着に敗れたのも、年末の荒れた馬場で行なわれた3勝クラスの知立S(中京・芝1200m)でした。
それ以外は、1分7秒3、1分7秒7、1分7秒8と、好時計をマーク。速い馬場で結果を出している点は、強調材料になると思います。
暑熱対策で馬房にクーラーの付いている小倉は人馬ともに過ごしやすく、ヤマニンアンフィルも水曜日の運動では体が締まっていて元気いっぱい。(連闘でも)体調はすこぶる快調と言えます。
前走は斤量55kgで勝ち上がりましたが、今回は昇級戦のうえ、初重賞ということもあって、2kg減のハンデ53kgで出走できるのは魅力。しかも、さらに気温が上昇する今週、長距離輸送のない滞在競馬での参戦は大きなアドバンテージとなります。
前走同様、前が引っ張ってくれる展開を中団あたりでスムーズに運ぶことができれば、まとめて面倒を見るシーンがあってもおかしくありません」
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