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【競馬予想】大阪杯はどこからでも狙える一戦 前を行く伏兵2頭で高配当をゲットせよ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 古馬中距離の頂点を決するGI大阪杯(阪神・芝2000m)が4月6日に行なわれる。

 GIに昇格して今年で9回目。前夜にドバイワールドカップデー(現地4月5日)が開催されるため、この路線のトップクラスがそちらにこぞって参戦。さらに、昨秋のGI天皇賞・秋(東京・芝2000m)、GIジャパンカップ(東京・芝2400m)を制して年度代表馬となったドウデュースが引退し、今年も混戦模様となっている。

 そうした状況を受けて、日刊スポーツの明神理浩記者もこう語る。

「ここ最近の大阪杯では毎年のことですが、出ていれば大きな印のつく馬が、今年もドバイのレースのほうに出走。そのため、今回の顔ぶれを見ても、どの馬も実績はありますが、ずば抜けた存在はいません。今年も、10回やれば10回とも違う馬が勝つメンバー構成、といった印象です」

 明神記者は続けて、1番人気の成績に触れてこんな見解を示す。

「GI昇格後の8回を振り返ると、1番人気は2勝、2着1回、3着2回。悪くはありませんが、2勝は昇格当初の2年だけ(2017年のキタサンブラックと2018年のスワーヴリチャード)。現在6連敗中ですし、決して芳しい成績ではありません。逆に、8番人気、9番人気の勝利もあって、まさにどこからでも狙えるレースと言えるのではないでしょうか」

 実際、馬券圏内(3着以内)を見れば、6番人気の伏兵が頻繁に突っ込んできており、3連単では好配当がしばしば生まれている。2022年には、8番人気のポタジェが勝って、3番人気のレイパパレが2着、7番人気のアリーヴォが3着に入って、50万円超えの高額配当も飛び出している。

 となると、好配当を積極的に狙っていいレースと言えるかもしれない。

 そこで、明神記者は今年のレースで好配当をもたらしてくれそうな穴馬候補2頭をピックアップした。1頭目は、デシエルト(牡6歳)だ。

大阪杯での一発が期待されるデシエルト photo by Eiichi Yamane/AFLO大阪杯での一発が期待されるデシエルト photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る

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