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【競馬予想】天皇賞・春の前哨戦、阪神大賞典で注目の血統は? 長距離での成績から2頭をピックアップ (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki

 ヴェローチェエラは2200mで1勝、2400mで2勝、2600mで1勝と、まさに長距離で結果を残している一頭。昨夏から秋にかけては3連勝もあった。

 前走のGⅡ日経新春杯(中京・芝2200m)は4着と敗れたものの、一気の相手強化と、それまでに経験したことのない速い流れ(1000m通過57秒7のハイペース)に巻き込まれながら大敗しなかった走りは評価できる。今回は距離延長で慣れたレースの流れになりそうなため、巻き返しが期待できそうだ。

【もう1頭は3000mに強いゴールドシップ産駒】

 もう1頭はゴールデンスナップ(牝5歳、栗東・田中克典厩舎)を推す。父ゴールドシップはこのレースを3連覇(2013~15年)し、天皇賞・春などGⅠを6勝した名馬。産駒も長距離戦を得意としていて、年明け1月に開催される万葉S(中京・芝3000m)では、2022年マカオンドール、2024年メイショウブレゲ、そして2025年ゴールデンスナップと、直近4年で3勝を挙げている。

 3000m戦はレース自体が少ないとはいえ、ここ10年の4勝、2着3回という好成績。それは、大種牡馬ディープインパクトに続く数字だ。

 ゴールデンスナップは今年の万葉Sの勝ち馬で、初のオープン競走での勝利だった。昨年の阪神大賞典にも出走したが、そこでは5着。暮れのGⅡステイヤーズS(中山・芝3600m)も4着と敗れているが、レース経験を重ねた今回は勝利のチャンスが十分にあるだろう。

 ゴールデンスナップの配合を見ると、母の父にGⅠ日本ダービー(東京・芝2400m)馬タニノギムレット、祖母の父に米三冠馬アファームド、曽祖母の父に英三冠馬ニジンスキーと、母系の奥に並ぶ血も超一流。勢いに乗っての重賞初制覇に期待する。

 以上、今年の阪神大賞典は、リアルスティール産駒ヴェローチェエラ、ゴールドシップ産駒ゴールデンスナップの2頭に期待する。

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

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