ローズSは「波乱要素たっぷり」 再度100万馬券の期待が膨らむ一戦で注目すべき2頭 (2ページ目)
ローズSでの巻き返しが期待されるサフィラ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る 前走のオークスでは13着に敗れましたが、7枠15番という外枠発走で、終始馬群の外を回らされる競馬を強いられ、展開的にも厳しかった印象があります。それでも、デビューから課題だった馬体重に関しては、初めてプラス体重で出走できるなど、進境も見られました。
そこからひと夏を越し、同馬を管理する池添学調教師は『春より体は成長しているし、以前はボテッとしていた体もスッキリとしています』と、さらなる進化を明かしています。血統的には中距離をこなせる下地もあるだけに、秋初戦でいきなり巻き返しがあっても不思議ではありません」
奥田記者が注目するもう1頭は、ラビットアイ(牝3歳)だ。
「昨年8月のデビューから、4戦目にしてようやく初勝利を挙げた馬。この春はGI出走こそ叶いませんでしたが、4着に入った前走のGIIIフラワーC(3月16日/中山・芝1800m)の内容に見どころがありました。
それまでのレースより後方からの競馬となりましたが、最後の直線でメンバー最速の上がりをマーク。勝ち馬にコンマ2秒差まで追い上げました。
鋭い決め手という新味を見せましたし、同レースを勝ったミアネーロは先週の秋華賞トライアル、GII紫苑S(9月7日/中山・芝2000m)でタイム差なしの2着と好走。同馬を物差しに考えると、ここでも通用する計算が成り立ちます。
9月4日の1週前追いでは、栗東のCウッドで自己ベストを更新する6ハロン80秒1、ラスト1ハロン11秒9のタイムを計時。地力強化がうかがえました。徐々に馬場が荒れてきた今の中京なら、展開次第で同馬の差しが決まる可能性が十分にあります」
波乱ムードが充満しているローズS。休養明けで人気の盲点となっている実力馬2頭の一発に期待が膨らむ。
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