大混戦の安田記念 穴党記者の期待は「最強世代」のGI馬2頭が見せる復活劇 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

安田記念でジオグリフの完全復活なるか photo by Kyodo News安田記念でジオグリフの完全復活なるか photo by Kyodo Newsこの記事に関連する写真を見る 皐月賞では、あのイクイノックスを下している実力馬。それ以降、眠っていた底力がよみがえれば、確かにここでも勝ち負け必至だ。

「この馬が勝った皐月賞当日の馬場は、午前中が『やや重』発表のタフな設定でした。その前のレース、ダノンベルーガの2着と好走したGIII共同通信杯(東京・芝1800m)もやや重。また、デビュー2戦目には洋芝の札幌でGIII札幌2歳S(芝1800m)を圧勝しています。

 となれば、週末に想定される馬場は合うはず。4歳の昨年は海外遠征やダート挑戦などで調子を取り戻せませんでしたが、気配が上向きのなか、今週の設定が同馬にはぴったりハマる予感がします」

 小田記者が推奨するもう1頭も、ジオグリフと同世代のGI馬だ。

ダノンスコーピオン(牡5歳)です。こちらも、2年前のGINHKマイルC(東京・芝1600m)で戴冠を遂げてから長い間勝っていませんが、前走のGII京王杯スプリングC(5月11日/東京・芝1400m)で4着。久々に"らしい"走りを見せました。

 レース後、鞍上の戸崎圭太騎手が『復調の兆しを見せてくれた。次はもう一段上がりそうな雰囲気』と語っていたのも印象的でした。

 東京マイルは、3歳秋のGII富士Sでも3着と好走。今回と同じく京王杯スプリングC(11着)から安田記念(13着)に挑んだ昨年の4歳時とは馬の出来も違うので、楽しみが膨らみます。

 重や不良馬場の経験はありませんが、2歳時にやや重の新馬戦を快勝。母系にタフな産駒が多いサドラーズウェルズの血が入っていますし、荒れた馬場はマイナスにはならないと踏んでいます。状態次第では、一発あっても......」

 激戦続く春のGIシリーズ。安田記念もずば抜けた存在がおらず、熾烈な争いが予想される。ここに挙げた2頭が混戦を縫って、上位でゴール板を駆け抜けても不思議ではない。

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