オークスは桜花賞馬が有力も「ヒモ荒れ」に注意! 穴党記者は別路線組の伏兵2頭の大駆けに期待 (2ページ目)
そうした状況を鑑みて、坂本記者も馬券的にはヒモ穴狙いを推奨。そのうえで、「好配当をもたらす伏兵は、桜花賞とは別路線組にいる」として、穴馬候補を2頭ピックアップした。
「1頭目はサフィラ(牝3歳)です。まだ1勝馬で、GIIIアルテミスS(10月28日/東京・芝1600m)の2着好走くらいしか実績はありませんが、デビュー前から素質の高さが評判だった逸材です。
オークスでの大駆けが期待されるサフィラ。photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る 前走のGIIIクイーンC(2月10日/東京・芝1600m)は9着と大敗しましたが、馬体重が前走からマイナス10kg。432kgとデビュー以来、最低でした。関東への長距離輸送が響いた様子で、レースでも好位から伸びを欠いていましたから、参考外としていいでしょう。
そこで、今回は通常より1日早い金曜日に輸送するなど、対策を打ってくるようです。放牧で十分に立て直して、仕上がりもよさそうです。
栗東CWコースでの1週前追い切りでは、併せ馬で6ハロン85秒5-ラスト1ハロン11秒1という時計をマーク。素軽い動きを披露し、全身を使ったバネの利いた走りは目を引きました。
血統的な魅力も大きく、全兄サリオスはGI朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)の勝ち馬で、半姉サラキアはGIエリザベス女王杯(阪神・芝2200m)2着、GI有馬記念(中山・芝2500m)2着など、ドイツ血統の母系から受け継いだタフさを誇る活躍を見せました。
こうした兄姉の活躍から、クラシックディスタンスをこなせる血統的下地は秘めています。大一番で良血の底力を見せてくれるのでは? と期待しています」
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