今年の京都記念は超一線級不在 荒れ馬場で浮上する伏兵2頭が高配当を演出か (3ページ目)
調教では頭が高めでシャープさを欠いていましたが、もともとが実戦向きで時計は合格点。つなぎの短さや走法から、今の荒れた京都の馬場も合うイメージです。スペースを見つけて、きっちりと差し込んでくるのではないでしょうか」
吉田記者が推すもう1頭は、プラチナトレジャー(牡6歳)。こちらも、前走で3勝クラスを勝ち上がってきた馬だ。
「前走の3勝クラス・甲斐路S(10月22日/東京・芝2000m)を勝ってオープン入り。荒れ馬場も問題なくこなすキングカメハメハ産駒で、つなぎは短めで破折気味の脚元やグリップ力のある走法から、今の京都コースも合うはずです」
重賞は3歳時のGIII共同通信杯(7着。東京・芝1800m)以来、実に3年ぶりの出走だが、吉田記者は7番人気での激走を決めた前走の再現を期待する。
「前走は斤量や時計がかかる流れなど、恵まれた部分はあります。ただ今回も、馬場やメンバー構成からして、時計勝負にならない点は好材料。鞍上が距離ロスを避ける騎乗をする岩田康誠騎手なら、一発の魅力を感じます」
昨年はダービー馬のドウデュースが圧勝した歴史ある一戦だが、抜けた本命馬不在の今年は"大荒れ"もある。ここに挙げた2頭が高配当を演出してもおかしくない。
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