有馬記念、高橋凛が選んだ本命は「初的中をもたらしてくれた馬」 馬場適性も「持続力とパワーのある走りが合っていそう」 (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • photo by Sano Takashi

 本命は、スルーセブンシーズです。

 宝塚記念ではイクイノックスとタイム差なしの2着だったのに、今回は外枠になってしまったこともあり、そこまで人気にはならなさそうです。だとしたら、オイシイですよね。今年に入って3勝クラスの初富士S、GⅢ中山牝馬Sと中山で連勝していますし、持続力とパワーのある走りが中山に合っていそう。

 宝塚記念で初的中をもたらしてくれた馬ですし、GⅠ凱旋門賞でも注目して見ていたので思い入れもあります。応援の意味も込めての本命です。

今年でデビュー10周年。バラエティーや役者としても活躍中今年でデビュー10周年。バラエティーや役者としても活躍中この記事に関連する写真を見る

 対抗は、スターズオンアースです。

 ジャパンカップは3着でしたが、今回出走するメンバーのなかでは最先着。鞍上はクリストフ・ルメール騎手に変わりますが、昨年のオークス以来、コンビを組んでいたジョッキーですし、乗り替わりも問題はありません。大外枠になってしまいましたが、注目しています。

 人気になることが予想されますが、牝馬を応援したい気持ちもありますし、人気が割れそうなので、配当的にも狙い目かと思います。

 ▲は、タスティエーラです。

 勝ったGⅠダービーをはじめ、GⅠ皐月賞、GⅠ菊花賞でも2着と、クラシック三冠すべてで連対している安定感がこの馬の魅力です。菊花賞で3000mもこなしているので、距離も心配ないでしょう。

 GⅠ皐月賞2着の他、GⅡディープ記念1着と中山実績も十分にある上、軽い斤量を生かせる3歳馬。今年も3歳馬が勝つとすれば、この馬ではないでしょうか。

 ☆は、ソールオリエンスです。

 今年皐月賞を勝った後は、ダービー2着、菊花賞3着と、二冠には手が届きませんでしたが、距離の不安はなさそうですし、こちらも斤量の恩恵を受けられる3歳馬。川田将雅騎手とは初コンビですが、今年GⅠ・5勝と絶好調の川田騎手ですから期待できます。日ごろ、川田騎手には当てさせてもらうことが多いので、ここでもしっかり乗らせてもらいます。

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