『みんなのKEIBA』新MC・竹俣紅アナが語る初めての競馬の世界「お昼休みもレースを見ながらご飯を食べています」 (3ページ目)
それに、競馬場にはあんなに親子連れのお客さんがいることを知らなかったので、ビックリしました。競馬場へ向かう電車のなかでも、『お馬さん、まだ~?』とか言っている小さな子もいて(笑)。競馬場は家族で楽しめる場所なんだなと知りました」
――実際に競馬に触れてみて、イメージは変わりましたか。
「井崎先生や細江(純子)さんにお話をうかがって、競走馬はものすごく長い歴史でつながっていることを知り、血統に注目すると、それもまた面白いことに気づきました。父と子が同じレースで1着になれば、そこには単なる勝負とは別の感動がある。そういうところはまったく知らなかったので、『あ~、いいな~』と思いました」
――奥深い血統の世界にもう目覚めたんですね。
「ちょっと勉強してみたいと思って、いろいろと調べてみたんですけど......、5代前とかまで遡ると、(カタカナ表記ではない)アルファベットの馬名がたくさん出てきて(苦笑)。これを研究されている方はすごいなと思っています」
――今年4月から番組のMCになって、いきなり3週連続のGⅠ開催でした。皐月賞当日の中山競馬場の雰囲気はいかがでしたか。
「あの時は、観客のみなさんの声がスタジオまで聞こえてくるほどの盛り上がりで、競馬場が一体となって応援......、まあ、応援する馬は人それぞれなんですけど(笑)、あの雰囲気はすごくいいなと思いました。
最後にソールオリエンスが差してきた瞬間は、応援しているとか、していないとかに関係なく、何というかもう......素敵な舞台やショーを見せてもらった時と同じような感覚でした。
ただ、せっかくならその前の段階、皐月賞への優先出走権を得るためのトライアルレースから見ておきたかったですね。そうしたら『もっと楽しめたのにな』とちょっと心残りもありました(笑)」
――早くも競馬の楽しみ方がわかってきていますね。番組のMCとなって1カ月半ほどですが、これまでに一番印象に残っている馬は?
「やっぱり、今も挙げたソールオリエンスですね。
番組で本命馬を予想するにあたって、過去10年分とか、雨が降った時のレースを除いて過去10回分とかのデータから導き出した馬を本命にするのですが、ソールオリエンスはデータ上、勝ち馬の条件をほとんど満たしていない馬だったので、私はすぐに消してしまったんです。
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