スプリングSに前への意識が強い馬が集結 好位差しが見込める伏兵2頭に一発の魅力 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

パクスオトマニカ(牡3歳)です。この馬は逃げて結果を出してきた馬ですが、レース直前に豪雨となった道悪の新馬戦(9月19日/中山・芝2000m)で好位3番手から2着に踏ん張る走りを披露。今回想定される馬場にも合っているのではないかと見ています。

 2走前の1勝クラス・葉牡丹賞(12月3日/中山・芝2000m)で6着に敗れたあと、鞍上の横山武史騎手が距離短縮を進言。その前走、1勝クラスの若竹賞(1月22日/中山・芝1800m)が初の1800m戦出走となりましたが、鮮やかな逃げきり勝ちを決めました。

 同レースでは、10頭立ての内枠(2枠2番)発走。前にいく馬がいないため、形上ハナに立ってしまっただけで、勝ちっぷりには余裕がありました。何がなんでも逃げにこだわるタイプではないと思いますから、他馬が行くなら控える競馬もできるはず。好位押しきりの可能性も大いにあるのではないでしょうか」

 ストライキによる開催中止も危惧された今週の中央競馬。無事に開催が決まった注目の一戦で、好配当ゲットを狙いたいところ。ここに挙げた2頭がその一端を担ってもおかしくない。

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