堤礼実アナが語った「すごくショックな出来事」。年明けに発表された競馬界のニュース (3ページ目)

  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

 競馬番組に携わる人間として、全ホースマンが1回1回のレースにかける思いをしっかりと受け止めて、その一戦、その競馬をきちんと伝えていきたい――。丸田騎手が初のGI制覇を遂げた高松宮記念は、改めてそんな思いにさせてもらったレースでした。

 その丸田騎手を先陣にして、昨年は初GⅠ制覇を果たすジョッキーが数多く誕生。今年もまた、新たなGⅠジョッキーの誕生を楽しみにしたいと思っています。

 さて、2023年がスタートしたばかりの1月、個人的にすごくショックな出来事がありました。全競走馬のなかで私が一番好きだった馬、リフレイムが引退してしまったのです。

 昨年12月に2度目のオープン勝ちを決めたばかりなのに、それからわずか1カ月ほどで引退が決まってしまうとは......。まだまだ走ってくれると当たり前のように思っていたので、大きなショックを受けています。

 私がリフレイムのファンになったのは、その走りはもちろんのこと、SNSを通じて知る彼女のさまざまな情報がきっかけでした。

 聞けば、リフレイムは食べる、寝るが大好きだとのこと。レース前のパドック周回中でも寝ようとしてしまうほど、とにかくいつもゴロゴロしている。私自身、寝るのが大好き、食べるのが大好きなので、自然と彼女にシンパシーを感じ、愛おしくなっていました。

 競馬においても一生懸命走るあまりに斜行癖があったりするのですが、それを苦にせず圧勝する強さがあったり、芝もダートもどちらも走れる器用さがあったり。オンとオフのギャップが大きいことも、リフレイムの魅力でした。

 故障発生による引退なので、ファンとしてはショックであると同時に、体の具合が心配ではありますが、どうやら症状は改善されてきているとのこと。診療所を退院して北海道に向かったようですし、無事に繁殖入りしてくれたらな、と心から願っています。

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