好調・美女馬券師が有馬記念を予想。本命にイクイノックス、対抗にジェラルディーナを指名したわけ (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 ふだんイクイノックスにまたがっている調教助手さんにお話をうかがったのですが、「カイバもよく食べ、毛ヅヤもよくて健康状態は抜群です。そのうえ、乗っている感じもとてもいいです」とのこと。期待大です!

 対抗はジェラルディーナ。お母さんはGⅠ7冠馬のジェンティルドンナという超良血馬。デビュー前から走ることを期待された彼女が、前走のGⅠエリザベス女王杯(11月13日/阪神・芝2200m)で見事にGIの勲章を手にしました。

 同レースでは荒れた馬場で勝っており、今のタフな中山競馬場もこなしてくれそうで期待が膨らみます。そして、エリザベス女王杯で2着だったウインマリリンがその後、GⅠ香港ヴァーズ(12月11日/香港・芝2400m)に挑戦し、日本や海外の牡馬相手に快勝。そのウインマリリンをあっさりと差し切っているこの馬の評価は、一段と上がっていると思います。

 2走前には、中山・芝2200mのGIIオールカマー(9月25日)を勝利。外回りのレースだったとはいえ、中山の急坂を2度上るコースをすでに経験しているのもプラス材料です。

 父方の曾祖父は1998年、1999年と有馬記念を連覇しているグラスワンダー。母は2014年の有馬記念を勝ったジェンティルドンナ、母父は2006年に有馬記念を勝っているディープインパクト。その血統を見ても、この舞台は彼女に合いそうです。

 また、有馬記念と言えば"世相馬券"。その意味からも、"エリザベス女王"杯を勝った馬ということで注目されると思います。さらに、枠順抽選会でも内目のいい枠を引き当てました。なんと、クリスマスカラーの赤枠(3枠5番)! あまりに条件がそろっていて怖いくらいです。

 ▲はファン投票1位のタイトルホルダー。中山の芝2500mは器用さとスタミナが問われる舞台ですし、脚質や過去の戦績を見ても、タイトルホルダーにとっては絶好の舞台だと思います。

 昨年は大外の8枠16番を引いて5着という結果に。はたして、今年の枠順はどうなるのか? と、公開枠順抽選会をじっと見守っていたのですが、藤沢和雄元調教師が開いたのは(7枠)13番という数字......。ん〜、もう少し内の枠だったらと思いましたが、この枠は10年前にゴールドシップが勝った枠でもあります。昨年の有馬記念よりも内の枠を引けたのはよかったのかなと。

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