今年も豪華メンバーが集った有馬記念。堤礼実アナがタイトルホルダー以外に気になっている馬とは? (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 さて今年も、はや年の瀬。いよいよ競馬界の一年の締めくくりとなる有馬記念が近づいてきました。

 今回も、この一年のGⅠ戦線を賑わせてきた豪華メンバーが出走を予定しています。

 なかでも、私が注目している馬はというと......この連載の読者のみなさんにはすでにバレバレかとは思いますが、そのとおり、タイトルホルダーです。

 凱旋門賞組にとっては、これが帰国後初戦。ディープボンドも含め、凱旋門賞という大舞台を経験した馬たちがどんな走りを見せてくれるのか、興味深いところです。

 タイトルホルダーへの期待となると、やはり大逃げでしょう。私もそれを期待しているファンのひとりです。タイトルホルダーらしい強い逃げを、有馬記念でもまた見られたらうれしいですね。

 とはいえ、この秋、私にとって気になる馬がもう一頭、現れました。エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナです。

 同馬の母は、名牝ジェンティルドンナ。私は彼女の現役時代の走りをリアルタイムでは見ていませんが、競馬班のスタッフから、その活躍ぶりについてはよく話を聞いていました。それほどの名牝の子が、ついに才能を開花させてGⅠ初制覇。エリザベス女王杯に限らず、ここのところ強い走りを見せてくれていますから、タイトルホルダーとの直接対決には注目しています。

 タイトルホルダーは前から。ジェラルディーナは後ろから。脚質は異なりますが、最後の直線で両馬が馬体を併せて叩き合うようなレースが見られるかもしれません。

 そうは言っても、天皇賞・秋を制したイクイノックスも侮れません。だとすると、タイトルホルダーが逃げて直線に入り、内からイクイノックス、外からジェラルディーナが襲いかかる――そんな展開になりそうな......いやいや、ヴェラアズールも手強いし、エフフォーリアの復活だってあるかもしれないし......、と言い出したら、もうキリがないですね(苦笑)。

 どんな結果になるにせよ、有馬記念は一年のフィナーレを飾る日本競馬の祭典です。私自身、しっかりと気分を高めてレース当日の『みんなのKEIBA』を迎えたいと思います。

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