小倉2歳Sでの激走候補に牝馬2頭を抜擢。穴党記者「渋化馬場もこなせる算段」 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 一方で、GIII函館2歳S(7月16日/函館・芝1200m)2着から参戦するクリダーム(牡2歳)は、馬体のボリュームや脚元から、力の要る馬場になればパフォーマンスが高まりそうな気がします。ただそうは言っても、今までにないローテーションでの参戦。絶対視するまでには至りません」

 そこで、吉田記者は波乱の目もあると見て、2頭の穴馬を推奨する。1頭目は今年の2歳馬が初年度産駒ながら、すでに6頭が勝ち上がっているサトノクラウン産駒だ。

小倉2歳Sの大駆けが期待されるメイショウコギク小倉2歳Sの大駆けが期待されるメイショウコギクこの記事に関連する写真を見るメイショウコギク(牝2歳)です。小柄なサトノクラウン産駒ですが、回転の速いピッチ走法で、グリップの利いた走りが特長。相当力が要る極悪馬場にならない限り、この馬のパフォーマンスが落ちることはないでしょう。

 気のいいタイプで、今週の追い切りでもキビキビしたフットワークを見せて好気配。馬体面での上積みは感じられませんが、中2週でしっかりと2本の攻めを施して、気性面はピリッとしてきました。

 前走の新馬戦(8月13日/小倉・芝1200m)では逃げて勝ちましたが、自分でペースを落として、上がり最速をマーク。後続に1秒差をつける圧勝劇を演じました。逃げにはこだわらず、どんな競馬でもできそうなイメージもあるので、ここは絶好の狙い目です」

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る