新潟2歳Sは過去データが示す2つの激走パターンから浮上する3頭に要注意 (3ページ目)

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 キタウイングは、デビュー戦となる2歳新馬(7月2日/福島・芝1200m)では4着に敗れるも、距離を延ばした前走の2歳未勝利(8月21日/新潟・芝1600m)では人気のバロックダンスとマッチレースを展開。ゴール直前でハナ差、前に出た。

 メンバー最速となる上がりタイムは33秒4。出走馬唯一の33秒台をマークして、土壇場でバロックダンスをかわす粘り腰が光っていた。

 チカポコは、前走で初陣となる2歳新馬(7月3日/福島・芝1200m)を快勝。道中4、5番手を進み、最後の直線で前を行く馬たちの間を割って差しきり勝ちを決めた。

 上がりタイムは35秒0。目立った時計ではないものの、メンバー最速の末脚を披露してきっちりと勝ちきった点は評価すべきだろう。

 いずれも牝馬で前評判は低いが、切れ味を秘めた牝馬が過去には何度も馬券に絡んでいる。「夏は牝馬」という格言からも軽視は禁物だ。

 新潟2歳Sで好走し、のちにGIを制した馬が過去には何頭もいる。今年も名馬の誕生があるのか楽しみにしつつ、ここに挙げた面々の躍動によってオイシイ馬券がゲットできることも期待したいところだ。

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