宝塚記念は「一発があってもおかしくない舞台」。予想好調の高田秋が期待する5頭は? (2ページ目)

  • 河合 力●文 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

ずっと推してきた馬を信じる

 ということで、現時点で気になる馬を挙げてみたいと思います。

 とりあえず目が行くのは、ディープボンド(牡5歳)ですね。個人的な感想ですが、調教の動きがすごくよく感じたんです。

 和田竜二騎手が乗って併せ馬をしたのですが、あっさりと相手を置き去りにして。迫力もあり、圧巻の内容でした。

 今回は2200mに距離が短縮しますが、充実している今なら、うまくこなしてくれるかなと思います。

 そして、ある意味ディープボンドより気になっている馬がいます。ポタジェ(牡5歳)です。

 このコラムで何度もお話ししましたが、ポタジェはずっと推してきた馬です。それなのに、GⅠ大阪杯(4月3日)の予想では、最後の最後に本命から外してしまって。

 結果はポタジェの勝利。本当に悔しくて、それ以来、今年の春競馬では「一度決めた本命馬は初志貫徹で信じよう」と心に決めました。

 その後、私の本命馬が春のGⅠで勝ったのは、NHKマイルカップ(ダノンスコーピオン)と安田記念(ソングライン)です。どちらも初志貫徹で出た結果。特にダノンスコーピオンは、大外枠と知って気持ちが揺らいだものの、ポタジェの教訓で変えずにいけました。

 そんな思い出深い馬だからこそ、ここでもポタジェは外せません。大阪杯は8番人気の勝利でしたが、それまでも骨っぽい相手に善戦してきました。前走で覚醒した感じもありますし、今回も相手は強いですが、勝ち負けできる可能性はありそうだなと。

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