ヴィクトリアマイルは大波乱となるか。名手とコンビを組む2頭に穴党記者は「大駆けが期待できる」 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Kyodo News

 もし差しが利くような馬場となれば、アカイイト(牝5歳)やクリノプレミアム(牝5歳)、さらには先週の3勝クラスで後方一気を決めたジャスティンカフェを末脚勝負で下しているディヴィーナ(牝4歳)なども面白そう」

 有力馬を挙げれば十指に余りそうだが、木南記者は頼もしい鞍上を得た穴馬2頭に注目する。

ヴィクトリアマイルでの勝ち負けが期待されるファインルージュヴィクトリアマイルでの勝ち負けが期待されるファインルージュこの記事に関連する写真を見る「1頭目は、ファインルージュ(牝4歳)です。手綱を取るのは、ケンタッキーダービー帰りのクリストフ・ルメール騎手。決して侮れませんよ。

 ファインルージュ自身、昨年のGI桜花賞(阪神・芝1600m)で3着、GI秋華賞(阪神・芝2000m)で2着と、いつGIを勝ってもおかしくない実力馬。今年初戦の前走、GIII東京新聞杯(2月6日/東京・芝1600m)でも初の古馬牡馬との対戦で2着と奮闘しました。

 およそ3カ月ぶりの実戦となりますが、昨秋には休み明けのGIII紫苑S(中山・芝2000m)を快勝。前走も約4カ月ぶりの一戦で好内容のレースを見せていますから、久々を苦にするタイプではありません。実力的にも上位人気馬とそん色ありませんし、人気を落としそうな今回は狙い目でしょう」

 意外なことに、今年はここまで国内での重賞制覇がないルメール騎手。だが、人気薄の実力馬に騎乗した今回、一発あっても不思議ではない。

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