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美女馬券師が読みきった天皇賞・春。斤量面で優位な実力馬に打った確信の◎ (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 本命はディープボンド。実は私、昨年の天皇賞・春も同馬を本命に推していました。昨年は好位から抜け出しにかかったところで、外からワールドプレミアに差されての2着。コンマ1秒差という惜しい結果に終わりました。

 しかしその後、フランス遠征を敢行。GIIフォワ賞(フランス・芝2400m)では堂々の勝利を飾りました。続くGI凱旋門賞(フランス・芝2400m)こそ大敗を喫しましたが、帰国初戦のGI有馬記念(12月26日/中山・芝2500m)で2着と奮闘。その年の年度代表馬となるエフフォーリアにコンマ1秒差と、力のあるところを見せてくれました。

 そして、今年初戦となる前走のGII阪神大賞典(3月20日/阪神・芝3000m)で連覇を達成。後続に5馬身差をつけた昨年ほどの圧勝劇とはならなかったものの、内容のある勝利でした。

 重馬場で行なわれた昨年は、斤量56kgを背負って3分7秒3の勝ち時計をマーク。今年は良馬場でしたが、開催過多による荒れ馬場のなか、他馬よりも重い斤量57kg背負って3分5秒0のタイムで快勝しました。上がりも自身最速の34秒6を記録。より厳しい条件となった今年のほうが時計を詰めてきている点から、馬の成長と充実度がうかがえます。

 加えて、阪神大賞典に出走していたメンバーは、今回ディープボンドと同じ斤量となります。そういった条件からも、この馬への信頼度は高まります。8枠18番という極端な枠を引いたことが唯一の気がかりとなりますが、今年こそ天皇賞・春の盾を手にして悲願のGI制覇を果たしてほしい――そんな願いを込めて、2年連続で本命にします。

 対抗は、アイアンバローズです。休み明けの前走・阪神大賞典では、ディープボンドにコンマ1秒差の2着と好走。ひと叩きした今回は上積みが見込めますし、何より先行するこの馬にとって絶好枠(1枠1番)を引いたと思います。

 気になるのは斤量。今回は自身初の58kgという重い斤量を背負うことになり、ディープボンドとの斤量差もなくなりますからね。それでも、純粋に枠の利は大きいと思うので、2着続きの結果にピリオドを打つ可能性も大いにあると見ています。

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