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安藤勝己が徹底検証。桜花賞、オークスの行方がわかる「3歳牝馬番付」 (2ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Sankei Visual

この記事に関連する写真を見る横綱:ナミュール(牝3歳)
(父ハービンジャー/戦績:4戦3勝、着外1回)

 前走のGIIチューリップ賞(1着。3月5日/阪神・芝1600m)が、強い競馬だった。道中はスムーズではなかったし、最後の直線でも窮屈になるところがあった。それでも、前が開いてから使った脚がすごかった。

 あの終(しま)いの脚は一級品。決していいレースをしたとは言えないのに、最後はきっちり差しきって勝ってしまうのだから大したもの。そのレースぶりからしても、この馬が横綱でいいと思う。

 昨年末、1番人気に推されたGI阪神ジュベナイルフィリーズ(4着。12月12日/阪神・芝1600m)で負けたのは、出遅れたことよりも、前走からの間隔が詰まっていたことが要因。馬がイライラしているように見えた。

 桜花賞は間違いなく勝ち負けになるだろう。距離延長も問題なさそうだから、オークスも有力視されるが、馬体の迫力が欠ける点が少し気になる。

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