2022.03.13

実績不問の難解な一戦。腕ぶす穴党記者がフィリーズレビューで狙いを定めた伏兵2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 GI桜花賞(4月10日/阪神・芝1600m)のトライアル戦、GIIフィリーズレビュー(阪神・芝1400m)が3月13日に行なわれる。

 過去の結果を振り返ってみると、1番人気は2勝、2着2回と信頼度は今ひとつ。おかげで、3連単は過去3年連続で10万円超えの高配当が生まれるなど、波乱の多い一戦と言える。2014年には、2番人気のベルカントが勝利するも、2着に13番人気のニホンピロアンバー、3着に6番人気のエスメラルディーナが突っ込んできて、3連単で170万円超えという高額配当まで飛び出している。

 そうした状況にあって、日刊スポーツの太田尚樹記者は「穴党にとって、胸躍るレースですね」と言って、こう続ける。

「過去5年の勝ち馬6頭(2019年は1着同着)を見ても、4頭がいわゆる1勝馬で、重賞勝ちは1頭もいません。実績にとらわれず、穴馬を探すことが大事だと思います」

 しかし、実績不問となると、距離や舞台適性、状態や勝負気配、位置取りや展開など、あらゆる点を吟味する必要がある。ということは、頼りにすべきは穴馬の見極めに長けた穴党記者である。

 はたして、太田記者が注目するのはどの馬か。最初に名前を挙げたのは、コンクパール(牝3歳)である。

フィリーズレビューでの激走が期待されるコンクパールフィリーズレビューでの激走が期待されるコンクパール この記事に関連する写真を見る 「これまでに2勝を挙げている同馬。ともにダート戦で、芝は未勝利です。とはいえ、デビュー戦、2戦目と芝のマイル戦を2度使っており、それぞれ2着、3着と善戦しています。

 しかも、初陣で敗れたのは、のちにGIIIサウジアラビアロイヤルC(東京・芝1600m)を制したコマンドライン。2戦目も、その後に出走した重賞3戦すべてで掲示板(5着以内)という好走を見せたスタニングローズが勝ち馬でした」

 つまり、芝2戦は相手が悪かったとも言え、決して芝が不得手というわけではない。太田記者が続ける。