サウジカップ開催で日本馬が力を証明。ルメール騎乗での4勝など「日本デー」となった理由 (3ページ目)

  • 土屋真光●写真・文 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

今後はルメールだけでなく、日本の馬も世界各国からの注目度が上がりそうだ今後はルメールだけでなく、日本の馬も世界各国からの注目度が上がりそうだこの記事に関連する写真を見る メインのサウジCはエンブレムロード(牡4歳)が、アメリカのカントリーグラマー(牡5歳)やミッドナイトバーボン(牡4歳)らを抑え、開催3回目で地元調教馬による勝利を果たした。4着にも地元調教のメイキングミラクルズ(牡7歳)が入り、場内は大熱狂のうちに幕を閉じた。

 ただ、サウジCの直前まで、この日の主役は日本馬たちであったのは間違いない。ふだんは国外の競馬にそれほど詳しくない、「実は日本と中国の区別もついていない」という地元のカメラマンも「日本の馬はすごい」と目を白黒とさせていたのが印象的だった。

もちろん、これだけの活躍をしたことで、興行面としても日本調教馬の招待には積極的になるはず。ただ、欧米勢も黙って見ているだけではないだろう。この高額GIIIを抱えるサウジC開催が日本調教馬にとっての"ボーナスステージ"になるか、その真価は来年以降に問われる。

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