2021.12.27

ホープフルSで来年のクラシック戦線を占う。期待は「中山巧者」と、「旬」な血統を持つ2頭

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 12月28日、中山競馬場でGⅠホープフルS(芝2000m)が行なわれる。このレースが、今年最後のJRA・GⅠレースとなる。

 GⅠに昇格した2017年以降の4年間の勝ち馬から、2018年サートゥルナーリア(GⅠ皐月賞)、2019年コントレイル(三冠)と2頭のクラシックホースが誕生。昨年の4着馬タイトルホルダーも、皐月賞2着からGⅠ菊花賞を制しており、来年のクラシック戦線を占う上で必見のレースと言える。

 今回は血統面から、このレースに向きそうな馬を探っていこう。まず筆者が筆頭に狙いたいのは、オニャンコポン(牡2歳/美浦・小島茂之厩舎)だ。

前走の百日草特別を勝利したオニャンコポン前走の百日草特別を勝利したオニャンコポン この記事に関連する写真を見る  父エイシンフラッシュ、母の父ヴィクトワールピサは、2010年のGⅠ日本ダービー(東京/芝2400m)とGⅠ皐月賞(中山/芝2000m)の勝ちを分け合った同期のクラシックホースという配合。また、祖母サプレザは芝8Fの英GⅠサンチャリオットSを3連覇した名牝で、叔父にGⅢ毎日杯を勝ったサトノインプレッサがいる血統だ。

 エイシンフラッシュは日本ダービーの他にGⅠ天皇賞・秋(東京/芝2000m)も勝っており、東京コースのイメージが強いかもしれないが、中山でもホープフルSと同条件で行なわれるGⅢ京成杯(芝2000m)を勝っている。さらに皐月賞では3着、さらに4歳時にはGⅠ有馬記念(芝2500m)でオルフェーヴルの2着に入っている。代表産駒の1頭ココロノトウダイも、今年の中山金杯(芝2000m)でヒシイグアスからクビ差の2着に入った。

 一方、母の父ヴィクトワールピサもこの舞台で皐月賞、有馬記念、さらにGⅡ中山記念(芝1800m)、GⅡ弥生賞(芝2000m)を勝った"中山巧者"。オニャンコポンは「中山/芝2000m」がしっくりくる血統の持ち主と言えるだろう。

 オニャンコポンは、すでにこの「中山/芝2000m」で新馬勝ち。前走で勝利した百日草特別(東京/芝2000m)は、今年の皐月賞、天皇賞・秋、そして有馬記念を勝ったエフフォーリアの勝ったレースで、2019年の2着馬には今年のGⅠエリザベス女王杯を勝ったアカイイトの名も見られる出世レース。それらの馬に続きたいところだ。