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有馬記念に強い馬を血統から探す。浮かび上がったのは「父仔制覇」を狙う2頭 (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 中山ではこの春の湾岸S(3勝クラス、芝2200m)、2歳時の未勝利戦(芝1800m)を勝利し、2走前のGⅡオールカマー(芝2200m)では2着。10戦2勝、2着5回、3着1回と得意にしている。中山/芝2500mでは3戦して2着2回と勝利はないが、目黒記念や札幌のルスツ特別(札幌/芝2600m)を勝っているため、距離に不安はないだろう。

 父ゴールドシップは2012年の勝ち馬で、その父ステイゴールドの産駒はオルフェーヴルが2勝、ドリームジャーニーが1勝と、有馬記念で計4勝を数える。ステイゴールドの後継種牡馬からは、オルフェーヴルとゴールドシップから4頭のGIホースが誕生しているが、そのうちラッキーライラック(父オルフェーヴル。エリザベス女王杯、大阪杯、阪神ジュベナイルフィリーズ)、マルシュロレーヌ(父オルフェーヴル。BCディスタフ)、ユーバーレーベン(父ゴールドシップ。オークス)の3頭が牝馬。近年の「牝馬が強い」流れに乗ってくれそうな血統馬だ。

 以上、今年の有馬記念は、「父仔制覇」を狙うアサマノイタズラ、ウインキートスの2頭に期待する。

競馬とお酒を愛する美女・高田秋インタビューカット

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