2021.11.25

ジャパンCで引退の3冠馬コントレイルをデータは後押し。好敵手シャフリヤールの勝算は?

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 11月28日、東京競馬場でGⅠジャパンC(芝2400m)が行なわれる。今年の最大の見どころは、昨年の3冠馬コントレイル(牡4歳/栗東・矢作芳人厩舎)が引退レースを飾れるか、ということ。先週のマイルCSで引退したグランアレグリアは有終Vを果たしているだけに、それに続きたいところだ。

昨年の菊花賞で無敗の3冠馬となったコントレイルは花道を飾れるか昨年の菊花賞で無敗の3冠馬となったコントレイルは花道を飾れるか この記事に関連する写真を見る  同馬は2歳9月のデビュー戦から、GⅢ東京スポーツ杯2歳S(東京/芝1800m)、GIホープフルS(中山/芝2000m)まで3連勝して「最優秀2歳牡馬」のタイトルを獲得。3歳を迎えてからもGI皐月賞(中山/芝2000m)、GI日本ダービー(東京/芝2400m)、GⅡ神戸新聞杯(中京/芝2200m)、そして7連勝目となったGI菊花賞(京都/芝3000m)で史上8頭目、無敗としてはシンボリルドルフ、父ディープインパクトに続く3頭目の3冠馬になった。

 菊花賞後のGIジャパンCではアーモンドアイの2着に敗れ、今年に入ってからは、GI大阪杯(阪神/芝2000m)で3着、前走の天皇賞・秋(東京/芝2000m)で2着と3連敗。今回、引退レースとなる11戦目で、菊花賞以来のGI5勝目がかかる。

 3連敗中のコントレイルだが、内容は決して悪くない。ジャパンCは歴史的名馬アーモンドアイが相手で、大阪杯は重馬場が影響した。天皇賞・秋は道中の位置取りが悪かったが、上がり3Fはメンバー中最速の33秒0と鋭い脚を見せている。

 今回と同じコース・距離で行なわれた日本ダービーは3馬身差の完勝。良馬場の日本ダービーで3馬身差をつけたのは、過去20年で2007年のウオッカ、2005年のディープインパクトの2頭しかいない。いずれも日本競馬史に残る名馬である。