2021.11.24

3歳馬にはハードル高いジャパンC。今年のダービー馬シャフリヤールに勝機はあるか

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Sankei Visual

 過去10年のGIジャパンC(東京・芝2400m)で、3歳馬が勝ったのは2度。2012年のジェンティルドンナと2018年のアーモンドアイだ。

 3歳馬は古馬に比べて斤量面での恩恵があるとはいえ、並みの「強い馬」では勝てない。ジェンティルドンナやアーモンドアイのような、競馬史にその名が刻まれる、いわば"名馬級"でなければ勝てない――そう歴史は証明している。

 3歳馬がジャパンCを勝つことは、それだけハードルが高いのだ。

 そして今年のジャパンC(11月28日)には、2頭の3歳馬が出走を予定している。ダービー馬のシャフリヤール(牡3歳)と、オークス馬のユーバーレーベン(牝3歳)である。

 とりわけ注目されるのは、シャフリヤールだろう。

日本ダービーでは皐月賞馬エフフォーリアを下し、世代の頂点に立ったシャフリヤール(右)日本ダービーでは皐月賞馬エフフォーリアを下し、世代の頂点に立ったシャフリヤール(右) この記事に関連する写真を見る  この馬は強いことは強い。しかし、どの程度強いのか、つかみづらいところがある。

 ここまで5戦3勝。GI日本ダービー(5月30日/東京・芝2400m)を含めて重賞2勝。十分に「強い馬」には値するが、負けた2戦の内容に物足りなさを感じる。

 特に、前走のGII神戸新聞杯(9月26日/中京・芝2200m)である。敗因は不良馬場と言われるが、勝ち馬からおよそ5馬身差をつけられての4着という結果はさすがに負けすぎではないか。

 これで、ジャパンCを勝つほどの「器がある」と言えるだろうか。