好調・美女馬券師が激戦のエリザベス女王杯を読み切った。「2強」の一角を崩すのは? (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 対抗はソフトフルート。昨年は、秋華賞でデアリングタクトにコンマ3秒差の3着、エリザベス女王杯でもラッキーライラックにコンマ6秒差の6着と奮闘。さらに、エリザベス女王杯でマークした2分10秒9という時計は、今回のメンバーの中では阪神・芝2200mにおける持ち時計2位。ここでも好勝負できる材料は存分にあります。

 今回は叩き2戦目で、上積みも期待できそう。一点、前走よりも斤量が2kg増える(54kg→56kg)点が少し気になりますが、3走前の3勝クラス・シドニートロフィー(5月22日/中京・芝2000m)では斤量55kgで快勝。問題なく、こなしてくれると思っています。

 ▲はレイパパレ。無敗でGI大阪杯(4月4日/阪神・芝2000m)を制したあとは、GI宝塚記念(6月27日/阪神・芝2200m)が3着、GIIオールカマー(9月26日/中山・芝2200m)が4着。2200m戦で連敗を喫したことで、今回も距離面での不安を感じて、やや評価を下げました。

 この中間、今回手綱をとるクリストフ・ルメール騎手も「道中で一生懸命走ってしまうと、最後に止まってしまうので、この距離ではリラックスして走らせたい」とコメント。カギになるのは、やはり道中の折り合いでしょうか。

 それでも、同型のロザムールが外枠を引いて、レイパパレは絶好の最内枠をゲット。すんなり逃げてマイペースで運べれば、最後まで粘り込むことも十分に考えられます。

 △の筆頭はウインマリリン。エリザベス女王杯は"リピーター"の多いレース。過去10年を遡っても、ラキシス、ヌーヴォレコルト、ミッキークイーン、モズカッチャン、クロコスミア、ラッキーライラック、ラヴズオンリーユーなど7頭が2年連続(クロコスミアは3年連続)で馬券に絡んでいます。

 ということで、昨年の3着内馬は絶対に買いたい......と思っていたのですが、今年は3頭とも出走せず。そうなると、今回の出走メンバーの中で昨年のエリザベス女王杯最先着(4着)のウインマリリンは、馬券対象から外せません。

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