2021.09.10

セントウルSは名スプリンター候補2頭に期待。「中京芝1200m」に相性ピッタリの血統で選ぶ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 9月12日、中京競馬場でGⅡセントウルS(芝1200m)が行なわれる。

 このレースは、今年は10月3日に開催されるGⅠスプリンターズS(中山/芝1200m)の最重要ステップレース。通常は阪神の芝1200mで行なわれているが、京都競馬場改修の影響で、昨年に続き6回目の中京開催となる。

直近の重賞3戦で2着と惜しいレースが続いているカレンモエ直近の重賞3戦で2着と惜しいレースが続いているカレンモエ この記事に関連する写真を見る  昨年の勝ち馬ダノンスマッシュは、続くGⅠスプリンターズSで2着に入り、香港スプリント(芝1200m)でGⅠ初制覇。今年もGⅠ高松宮記念(中京/芝1200m)を勝利し、現役のトップスプリンターとして大活躍している。同馬は今年、スプリンターズSに直行するが、今年のセントウルSも強力なメンバーが揃っており、見逃せない一戦になりそうだ。

 この「中京/芝1200m」で圧倒的な成績を残しているのが、ロードカナロア産駒。ロードカナロア自身、このコースで行なわれた高松宮記念の勝ち馬であり、産駒は前述のダノンスマッシュが重賞2勝。今年はレイハリアも重賞の葵Sを勝利している。

 中京競馬場が改修され、リニューアルオープンした2012年以降の1200mの種牡馬別成績を見ると、ロードカナロアは2018年7月の初出走からわずか3年で、ディープインパクトに並ぶ15勝を記録。ディープインパクトは131戦、ロードカナロアは68戦での数字で、勝率は22.1%と、ディープインパクトのほぼ倍の数字を残している。

 今年もロードカナロア産駒は3頭がエントリーしているが、注目はカレンモエ(牝5歳/栗東・安田隆行厩舎)。

 デビューから11戦連続で1番人気になり続けている素質馬だが、ここ3走はGⅢ京阪杯(阪神/芝1200m)、GⅢオーシャンS(中山/芝1200m)、GⅢ函館スプリントS(札幌/芝1200m)と3連続で2着に惜敗している。中京/芝1200mでは、昨年9月の長篠S(3勝クラス)に出走し、3番手追走から2着に1馬身1/4差をつける完勝。相性がいいコースだ。