キーンランドCで波乱を起こすのは追い込み馬。穴党記者渾身の4頭に刮目せよ (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 しかし、3走前の函館スプリントSでは勝ち馬からコンマ1秒差の4着。マークした上がりはメンバー中、2番目に速いものでした。今回、再び重賞でペースが激化しそうなのは、この馬にとっては有利に働きそうです。

 UHB賞を使ってのこの舞台は予定されていたローテーションですし、7歳馬となった今も衰えは感じられません。末脚を炸裂させての大駆けに期待が膨らみます」

 大野記者ももう1頭、気になる馬がいるという。

カツジ(牡6歳)です。函館スプリントSでは、ジョーアラビカを上回るメンバー最速の上がりをマーク。昨秋のGIIスワンS(京都・芝1400m)で逃げ切り勝ちを収めて以降は3戦連続でふた桁着順という状況にありましたが、最後方から強烈な追い込みを見せて掲示板を確保しました(5着)。

 ディープインパクト産駒ながら、力の要る洋芝が合っているタイプで、前走後はここに照準を合わせて調整されてきました。前走でこの距離の走りにメドも立てられただけに、前進の可能性は大いにありそうです」

 北の大地で行なわれる熾烈なスプリント戦。ここに挙げた4頭が激アツの高配当をもたらしてくれることを期待したい。

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