関屋記念は好位で運べる伏兵に要注意。穴党記者が読み切った激走候補2頭 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

関屋記念での勝ち負けが期待されるグランデマーレ関屋記念での勝ち負けが期待されるグランデマーレこの記事に関連する写真を見る その後、骨折で長期休養を強いられたあとの休み明け2戦は不甲斐ない競馬が続きましたが、再び休養入りして復帰した今春は、2勝クラス、3勝クラスと連勝。見事な復活を遂げました。2戦とも時計の速い阪神ではありましたが、いずれも好位からラスト33秒台の脚を使って押し切っています。

 レース自体の時計も速く、2走前は休み明け初戦でいきなり1分32秒台のスピード競馬に対応。前走もやや重の馬場状態にありながら、1分33秒1という好時計をマークして快勝しました。時計の速い馬場でも長くいい脚を使えて、これぞ新潟向きの脚質、と言えるのではないでしょうか。

 戦ってきた相手を見ても、『ここでもやれる』と判断できます。前走の3勝クラス・ストークS(5月1日/阪神・芝1600m)で下した3着馬ユニコーンライオンは、次戦で勝利してGIII鳴尾記念でも完勝。さらに、GI宝塚記念でも2着と好走しました。

 また、同じストークSでクビ差抑えた2着馬アクアミラビリスも、次戦でレコード勝ち。続くオープン特別のパラダイスSで2着と奮闘しています。下した相手のレベルが高く、久々の重賞挑戦でも一発あると見ています」

 松田記者はもう1頭、気になる馬がいるという。

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