堤礼実アナが魅了されているソダシ。「争奪戦」に参戦もあえなく完敗

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第15回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、すばらしい活躍を見せている新人女性騎手たちの話とともに、春のGIシリーズ序盤戦で見られた快挙について振り返ってもらった――。

 話題の新人女性ジョッキー、古川奈穂騎手と永島まなみ騎手がすばらしい活躍を見せています。

 デビューからまもなくして、同一週にふたりそろって初勝利。先輩である藤田菜七子騎手と合わせて、「3人の女性騎手が同じレースに騎乗する日がやってくるのも、そう遠くはないのかもしれません」――そう記したのは、ほんの1カ月前のことでした。

 その初勝利の驚きから束の間、4月10日の新潟第3レースで、早くも女性騎手3人の同一レース騎乗が実現。同日の第7レースでは、女性騎手によるワン・ツー・フィニッシュ(1着が藤田騎手、2着が永島騎手)の快挙となりました。

 すると1週間後、4月17日の新潟第7レースでは、なんとワン・ツー・スリー・フィニッシュ(1着が古川騎手、2着が藤田騎手、3着が永島騎手)が成し遂げられました。

 女性騎手によるワン・ツー、そしてワン・ツー・スリーフィニッシュは、ともにJRA史上初の記録です。

 率直な感想は「早いっ!」。3人が同じレースに騎乗するのもそう遠くはない......どころの話ではありませんでした(苦笑)。デビューからわずか2カ月足らずで、こうもいろいろな偉業を遂げてしまうとは、うれしさもありますが、正直、驚きのほうが大きいです。

 女性騎手ということばかりに注目していると、ついつい忘れてしまいそうになりますが、古川騎手と永島騎手はまだ新人ですからね。本当に驚かされます。

 近い内にまた違う"史上初"が達成されるのでしょうか。こうやって3人の女性騎手がお互いに高め合い、3人が重賞レースで勝敗を争う日もそう遠くはないのかもしれませんね。

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