2021.03.31

短距離界の絶対女王グランアレグリアは大阪杯で距離の壁を打ち破れるか

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Kyodo News

 今年のGI大阪杯(4月4日/阪神・芝2000m)は、見どころの多い一戦となった。

 まずは昨年、無敗で三冠馬となったコントレイル(牡4歳)の登場である。復帰初戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、非常に楽しみだ。

 ただそれ以上に気になるのは、昨年のマイル・短距離GIで圧倒的な強さを見せてきたグランアレグリア(牝5歳)の参戦だ。コントレイルの最大のライバルと目されているが、はたして"距離の壁"を克服できるのか、大いに注目される。

昨年、GI3勝を挙げて最優秀短距離馬に輝いたグランアレグリア グランアレグリアは昨年、GI高松宮記念(中京・芝1200m)では惜しくも2着に敗れるも、GI安田記念(東京・芝1600m)ではアーモンドアイに完勝して戴冠。秋には、GIスプリンターズS(中山・芝1200m)、GIマイルCS(阪神・芝1600m)と、ともに驚異的な強さを見せてGI連勝を飾った。マイル以下の短距離戦では向かうところ敵なし、といったところだ。

 そして今年、その勢いに乗って、今度は距離2000mの大阪杯に挑戦する。

 過去、スプリントとマイルGIを勝った馬は、タイキシャトルやロードカナロアなど何頭かいる。マイルと2000m以上のGIを勝った馬も、ウオッカやモーリスなど数多くの馬がいる。

 しかし、グレード制が導入されて以降、スプリントも、マイルも、加えて2000m以上の中距離GIも、すべて制している、という馬はいない。