2021.03.27

2年ぶりのドバイWC。クロノジェネシスら日本馬に激走の気配!

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 日本時間3月27日の深夜から、アラブ首長国連邦のドバイ・メイダン競馬場でドバイワールドカップデーが開催される。今回が25回目で、6つのGIレース(純血アラブ含む)を含む9つの国際招待レースが行なわれる競馬の祭典だ。そのうちの4レース(ゴールデンシャヒーン、ターフ、シーマクラシック、ワールドカップ)は日本でも馬券が発売されるため、ファンの注目度も高い。

初の海外遠征で勝利を目指すクロノジェネシス 昨年はコロナ禍により1週間前に開催延期が決定。今年は直前にハムダン・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下(ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首長の兄)が逝去したことで開催が危ぶまれたものの、華美な演出を控えて万全の対策を講じ、1年越しの開催にこぎつけた。

 日本からは、昨年の春秋グランプリ馬クロノジェネシス(牝5歳)をはじめ、12頭が参戦。昨年は結果的に空振りとはいえ、20頭が参戦予定だったことを考えるとやや少ない印象もある。情勢を考えれば勇気ある参戦だが、検疫体制は日本よりも厳重に運用されている印象もあり、むしろリスクは少ないかもしれない。これがスタンダードになって、国際交流の日常を取り戻せることを切に願う。

 昨年から新たな潮流を予感させているのが、1カ月前に行なわれたサウジカップデーからの転戦というパターン。今回はリヤドダートスプリント(キングアブドゥルアジズ/ダート1200m)を制したコパノキッキング(せん6歳)のほか、マテラスカイ(牡7歳)、ジャスティン(牡5歳)、チュウワウィザード(牡6歳)、サウジダービー(キングアブドゥルアジズ/ダート1600m)を勝ったピンクカメハメハ(牡3歳)の5頭がそうだ。その5頭はサウジカップデーの翌日にドバイに移動。今年は例年よりも気候が冷涼ということもあって、順調に調教が積まれているという。