2020.12.16

GI2戦も激戦必至。群雄割拠の2歳牡馬戦線を物語る「識者ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 昨年のこの時期はコントレイルやサリオスがすでにクラシックの有力候補に挙げられていたが、今年の2歳牡馬はいまだ「突出した存在がいない」といった評価が大勢を占めている。パソコン競馬ライターの市丸博司氏もこう語る。

「TF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)を見てみると、昨年はこの時点でコントレイルが抜けた指数をマーク。続いて、サリオスとタイセイビジョンが2位で同点という状況でした。

 そしてその後、GI朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)でサリオスが1着、タイセイビジョンが2着。GIホープフルS(中山・芝2000m)でコントレイルが快勝しました。

 ところが今年は、コントレイルのような、抜けて高い指数を持った馬はいませんし、どの馬もコントレイルより低い数値。現状、『これといった傑出馬がいない』という声が大きいのも頷けます」

 こうした状況にあるのはいろいろと考えられるが、重賞で派手な勝ち方をした馬がいないこと。また、各競馬場が例年よりも時計のかかる芝コンディションにあって、好タイムで重賞を勝っている馬が少ないこと、などが主な理由として挙げられるのではないだろうか。

2歳重賞の注目レースのひとつ、東スポ杯2歳Sを制したダノンザキッド2歳重賞の注目レースのひとつ、東スポ杯2歳Sを制したダノンザキッド  ともあれ、週末に朝日杯FS(12月20日)、次週にはホープフルS(12月26日)と、2歳馬の「王者決定戦」が控えている。それらを前にして、現時点での2歳牡馬の『Sportivaオリジナル番付()』を発表したい。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、来春のクラシックを目指す2歳牡馬の、現時点における実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。