2020.11.13

エリザベス女王杯は1番人気が苦戦中。
穴党記者が推す穴馬4頭の出番だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 馬体の充実に加えて、同馬を管理する高野友和調教師は『ここ2戦は一番苦しいゴール前で、歯を食いしばってがんばれるようになった』と、精神面の成長に目を細めています。

 昨年のエリザベス女王杯でも4着と好走していますが、芝2200m戦は5戦2勝、2着2回、4着1回と好相性。前走の中山・芝2200mによく似たコース形態の、阪神・芝2200mも『全然いいと思う』(高野調教師)と、舞台変更も歓迎のクチです。GI馬たちの陰に隠れて、配当的な妙味も見込めますから、再度オススメですよ」

エリザベス女王杯での大駆けが期待されるサトノガーネットエリザベス女王杯での大駆けが期待されるサトノガーネット  太田記者はもう1頭、サトノガーネット(牝5歳)の名前も挙げた。

「前走のGIII新潟記念(9月6日/新潟・芝2000m)では4着に敗れたとはいえ、牡馬を相手にして最後は外ラチ沿いを猛追。上がり31秒9と究極とも言える末脚を繰り出して、勝ち馬にコンマ1秒差まで迫る走りを見せました。やはり、腹をくくっての、後方からの直線勝負にかける形が合っているようです。

 昨年は展開が向かず、9着に敗れましたが、今年は阪神・内回り。各馬がその点を意識して早仕掛け気味になったりすれば、"無欲の末脚"が届く可能性が大いにあると思っています」

 一方、スポーツ報知の坂本達洋記者は「世代間の比較が重要なポイント」と話し、今年のエリザベス女王杯について、こう分析する。

「今年の3歳牝馬は、無敗の三冠を成し遂げたデアリングタクトのおかげで派手なイメージがありますが、同馬を除けば、ずば抜けた存在はいないように思えます。GI秋華賞(10月18日/京都・芝2000m)も、展開がハマった10番人気のマジックキャッスル、抽選組の9番人気ソフトフルート(牝3歳)が、2、3着に突っ込んできましたからね。