2020.11.07

波乱が起こりやすくなったみやこS。
今年の大駆け候補は自力ある2頭

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 後者も、同年春のオープン特別で連勝を飾ったあと、GIIIプロキオンS(中京・ダート1400m)で3着、オープン特別で2着と好走を繰り返していた。ともに、成績的には有力視されてもおかしくない存在だったが、重賞実績豊富な面々の陰に隠れてか、人気の盲点になったと言える。

みやこSでの一発が期待されるクリンチャーみやこSでの一発が期待されるクリンチャー  今回もこれらに似た馬がいる。クリンチャー(牡6歳)である。

 年明けからダート路線に転向。以来、オープン特別や重賞で常に上位争いを演じている。前走のオープン特別・太秦S(10月17日/京都・ダート1800m)こそ1番人気に推されて4着に敗れたが、勝ち馬とはコンマ4秒差。およそ3カ月の休み明けだったことを思えば、悪くない結果である。

 ただし今回は、同レースを勝ったベストタッチダウン(牡4歳)や、重賞で結果を出してきた馬たちに人気を譲って、人気上位を争うことはなさそう。つまり、人気の盲点となる実力馬である。過去の例からして、一発あってもおかしくない。

 続いて着目したいのは、近走では掲示板(5着以内)に載ったり、載らなかったりといったレースを繰り返していた重賞馬だ。というのも、その不安定なレースぶりから人気を落しながら、ここで巻き返しを図った馬が過去に何頭かいたからだ。