スプリンターズSは穴党記者の出番。今の中山の馬場に合う3頭で大勝負 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 そのあと、昨秋のGIII京阪杯(京都・芝1200m)を勝って、陣営は2020年の海外遠征を明言。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ドバイ国際競走が急きょ中止となり、輸送のみで終わってしまいました。

 そこから現在は、帰国後に3戦を消化。結果はもちろん、競馬の内容も徐々に良化してきていると思います」

スプリンターズSでの一発が期待されるライトオンキュースプリンターズSでの一発が期待されるライトオンキュー 主戦を務めるのは、古川吉洋騎手。同騎手がライトオンキューに対して並々ならぬ思いを抱いていることも、木南記者が同馬を推す理由だ。

「思えば、ドバイ遠征の時も、アーモンドアイのクリストフ・ルメール騎手とともに、ドバイへ先入りしていたのが、古川騎手でした。(古川騎手の)この馬への思い入れは、強いはずです。

 また、欧州で昨年大旋風を巻き起こしたシャマーダル産駒。時計のかかる馬場も合うのではないでしょうか」

 ライトオンキューは、大野記者も期待を寄せる1頭だ。

「ライトオンキューは、穴馬どころか、V候補に指名したい馬です。前走のキーンランドC(8月30日)2着は、勝ち馬との道悪適性の差。仕上げにくい北海道の連戦でも、使うごとに内容をアップさせてきました。

 栗東に帰厩後は、坂路で活気ある動きを見せており、1週前の追い切りでは4ハロン52秒2-1ハロン12秒3という好時計をマーク。この馬らしい、パワフルな稽古を披露しました。春はドバイでのレースが中止になるなど、不運がありましたが、能力はここでも通用しますよ」

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