クイーンSは穴馬2頭に注意。過去の
激走馬に通じる方程式で好配当をゲット
札幌開催の名物重賞のひとつ、GIIIクイーンS(札幌・芝1800m)が8月2日に行なわれる。
過去10年の結果を見てみると、1番人気が5勝、2着2回、3着1回、着外2回と安定した強さを誇っている。とはいえ、決して「堅いレース」とは言えない。
なにしろ、3連単の配当が2018年以外は、すべて万馬券。好配当がしばしば生まれているのだ。2016年には、1番人気のシャルールが2着に入ったものの、9番人気のマコトブリジャールが金星を挙げて、3着にも11番人気のダンツキャンサーが突っ込んできて、39万7120円という高額配当が飛び出した。
そうした過去を踏まえれば、今年も穴狙いに徹してみるのも悪くない。そこで、過去10年の結果を参考にして、今回のレースで波乱を起こしそうな伏兵馬を探し出してみたい。
まず面白そうなのは、格下となる条件クラスの馬だ。
いい例となるのは、2012年に10番人気で2着に突っ込んできたラブフール、2013年に8番人気で2着に入ったスピードリッパー、2015年に4番人気で3着となったイリュミナンス、2019年に9番人気で3着に入線したカリビアンゴールド。いずれも、1600万下(現3勝クラス)の身でありながら、格上挑戦で見事に結果を残した。
こうした状況を鑑みて、今年も条件クラスの馬を狙ってみてはどうだろうか。出走メンバーを見渡してみると、その候補となる馬が1頭だけいた。
ナルハヤ(牝6歳)である。
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