2020.07.12

堤礼実アナ、まさかの予感的中で
「本番中に初めて手が震えました」

  • 石塚隆●取材・構成 text by Ishizuka Takashi

――それが、入社1年目の冬から『馬好王国〜UmazuKingdom〜』(毎週土曜・25:15〜)を担当することになり、のちに『みんなのKEIBA』のMCに。ご苦労されたこともあった。

堤 まさしく右も左もわからない状況でした。とくに『みんなのKEIBA』は生中継ですし、はたして自分の知識量でMCが務まるのか不安はありましたし、正直、今も葛藤しているところはあります。それでも、先輩の佐野瑞樹アナウンサーにフォローしていただきながら、何とかがんばらせてもらっています。

写真提供:フジテレビ写真提供:フジテレビ ――競馬番組のMCとして、どのような役割を担いたいと考えていますか?

堤 競馬は魅力的なスポーツだということを、自分の経験を通して感じているので、それを多くの視聴者の方々に伝えていきたいですね。競馬に興味をもっていただいて、『やってみようかな』って思っていただけるように。

 また、競馬そのものの面白さを伝えるのはもちろんですが、少し視点を変えて、女性の視聴者の方々にも見ていただけるように、(自分の)衣装やヘアメイクなどの趣向を凝らすというか、そういう点にも気を遣って、(視聴者の方に)楽しんでいただけたらなと、スタイリストさんやメイクさんと相談させてもらいながらやっています。

――そういえば、先日の放送ではゴージャスな衣装を着用されていました。

堤 はい。あれは『馬好王国〜UmazuKingdom〜』でお世話になった、小嶋陽菜さんがプロデュースするブランドの衣装をお借りしたんです。

――『みんなのKEIBA』は、和気あいあいとしていて雰囲気がいいですよね。

堤 井崎脩五郎先生(競馬評論家)や細江純子さん(元ジョッキー/ホース・コラボレーター)は、競馬の知識の豊富さ、わかりやすさはもちろん、とてもユニークで、お話が面白いんですよね。そこに、華やかなDAIGOさん、佐野アナウンサーが乗っかっていって、いい雰囲気が生まれていると思います。

 私は一番年下ですし、その雰囲気を壊さないようバランスを心掛けながらやっている感じですね。脱線しすぎたら、MCとして「ここは(話を)戻さなきゃ」って思うこともあったりします(笑)。

――馬券を購入する際、競馬情報番組の現場にいると、いろいろな情報が入ってくるわけですよね。情報過多で混乱することはありませんか。

堤 ええ。私は人に流されやすいタイプなので......。そうしたなか、今は細江さんの予想を参考にさせていただくことが多いです。いろいろと情報をいただいて、(細江さんが)「私は今日、この馬は買わない」と言ったりすると、(私も)一緒になって、そのマネをしたり。

 けど、蓋を開けてみたら、その馬が好走することもあったりして(笑)。もちろん、有益な情報もたくさんもらっていますよ。

 あと、(番組内の)パドック解説のなかで、井崎先生をはじめ、みなさんにイチ押しをうかがっているんですが、その馬を買っていない時は、「ああ、終わった......」って思ったりしますね(笑)。