堤礼実アナ、まさかの予感的中で
「本番中に初めて手が震えました」

  • 石塚隆●取材・構成 text by Ishizuka Takashi

フジテレビ・堤礼実アナ インタビュー(前編)
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 新型コロナウイルスの影響で、さまざまなスポーツイベントが中止や延期に追い込まれた中、唯一レースが開催され、スポーツファンを楽しませてくれていたのが競馬だ。

 そんな状況の中、レースをリアルタイムで放送し、競馬界の盛り上がりに一役買っていたフジテレビの番組『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3:00〜)。

 競馬ファンにはお馴染みの井崎脩五郎さんや細江純子さん、DAIGOさんなど個性豊かなレギュラー陣とともにMCとして競馬の魅力を伝えているフジテレビの堤礼実アナウンサーに、番組のことや競馬にまつわる話を聞いた。

競馬や番組のことについて語ってくれた堤礼実アナ 写真提供:フジテレビ競馬や番組のことについて語ってくれた堤礼実アナ 写真提供:フジテレビ――まずは、ここ最近の競馬、ご自身の馬券の調子はいかがでしょうか?

堤 日本ダービー(5月31日)までは悪くはなかったのですが、6月以降、どっぷり不調に浸かってしまって、さっぱりですね......(苦笑)。夏競馬に向けて、レースそのものが荒れてきたこともあるのですが、私は3連単とか馬単とか、わりと高額配当を狙って買うタイプなので、そういうこともあって、最近は全然当たらないんですよ。

――意外と勝負師なんですね。堤アナウンサーは、2019年1月から『みんなのKEIBA』のMCを務めていますが、以前から競馬には精通していたんですか?

堤 いや、まったく触れたことがない世界でした。ただ、フジテレビの内定が決まったとき、(今は)他局にいる同期と一緒に、『もしかしたら、いずれ競馬番組に関わるかもしれない』と、勉強がてら中山競馬場に行ったことがあるんです。

 そこで、なにより競馬場の臨場感に圧倒されたのを覚えています。みんな、違う馬を応援しているのに、不思議と競馬場って一体感があるんですよね。他のスポーツとはちょっと違うなと思いましたし、そんな体験をしたことで競馬の楽しさを知りました。

 とはいえ、まさかその後、本当に私が競馬番組に携わるなんて1ミリも思っていませんでしたが(笑)。

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