波乱が多い宝塚記念。BIGボーナスをもたらす穴馬パターンは2つある (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 最後に、宝塚記念の馬券を組み立てるうえで、触れておかなければいけないことがある。それは「牝馬が重要」ということだ。

 人気、人気薄を問わず、牝馬の活躍が目立つ宝塚記念。過去5年だけを見ても、2015年のデニムアンドルビー(10番人気2着)とショウナンパンドラ(11番人気3着)、2016年のマリアライト(8番人気1着)、2017年のミッキークイーン(4番人気3着)、そして昨年のリスグラシュー(3番人気1着)と、5頭も馬券圏内(3着以内)に入っている。牡馬混合のGIで、これほど牝馬が奮闘しているレースは珍しい。

 ということで、今年もクロノジェネシス(牝4歳)、ラッキーライラック(牝5歳)は無視できない。2頭とも人気の一角ゆえ、穴馬候補としては取り上げなかったが、馬券検討においては、どちらかを軸に考えてもいいほどの存在だ。

 春のGIシリーズのトリを飾る宝塚記念。力のあるメンバーがそろっているだけに、位置取りや展開など、ちょっとしたことで波乱が起こる可能性がある。とすれば、ここに挙げた穴馬候補たちが、少し早い夏のボーナスをもたらしてくれるかもしれない。

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