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大阪杯の狙い目はGⅠ未勝利馬。
コース適性は抜群&血統的にもイケる

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 4月5日、阪神競馬場でGⅠ大阪杯(芝2000m)が行なわれる。

 このレースは2017年にGⅡから昇格し、GⅠになってからは4回目。過去3年はキタサンブラック(2017年)、スワーヴリチャード(2018年)、アルアイン(2019年)が勝利している。

 今年は、クロノジェネシス(GⅠ秋華賞)、ブラストワンピース(GⅠ有馬記念)、マカヒキ(GⅠ日本ダービー)、ラッキーライラック(GⅠエリザベス女王杯、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ)、ワグネリアン(GⅠ日本ダービー)と、5頭のGⅠ馬が出走する豪華メンバー。その中で筆者が狙いたいのは、GⅠ初出走となるロードマイウェイ(牡4歳/栗東・杉山晴紀厩舎)だ。

昨年のチャレンジⅭで重賞初勝利を挙げたロードマイウェイ昨年のチャレンジⅭで重賞初勝利を挙げたロードマイウェイ ロードマイウェイは2歳時の2018年11月、京都・芝1800m戦で勝ち上がり。クラシック戦線には乗れず、2勝目は昨年6月の国分寺特別(東京/芝1800m)まで時間がかかったが、そこから5連勝した。その5連勝目は、今回と同じコース、距離で行なわれた昨年11月のGⅢチャレンジCだった。

 前走のGⅡ金鯱賞(中京/芝2000m)は10着と大敗したが、スタート直後に他馬と接触し、後方からの位置取りになってしまった。ペースもスロー(1000m通過が1分03秒6)で展開も向かなかったため、この結果は度外視してもいいだろう。

 また、大阪杯が行なわれる阪神コースが大きなプラス材料のひとつだ。重賞初制覇を飾ったチャレンジCのほかにも、LポートアイランドS(芝1600m)を勝っている相性がいいコース。この相性のよさは父ジャスタウェイ産駒全体に見られる傾向で、阪神・2000mの条件で14戦して4勝、2着3回、3着1回。勝率28.6%、連対率50%という極めて高い数字を残している。

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