阪神大賞典でニコニコになれる2頭。
長距離の実績と血統で決まりや
3月22日、阪神競馬場でGⅡ阪神大賞典(芝3000m)が行なわれる。
このレースは、5月3日に行なわれるGⅠ天皇賞・春(京都/芝3200m)の前哨戦的レース。過去15年の勝ち馬のうち、2018年のレインボーライン、2015年のゴールドシップ、2008年のアドマイヤジュピタ、2006年のディープインパクトの4頭が、続く天皇賞・春も勝利している。
天皇賞・春を見据える上で重要なレースだが、今年の出走馬のなかで筆者が最も期待するのは、ユーキャンスマイル(牡5歳/栗東・友道康夫厩舎)だ。
前走のジャパンCで好走したユーキャンスマイル 同馬は2018年のGⅠ菊花賞(京都/芝3000m)で3着に入って頭角を現し、昨年2月のGⅢダイヤモンドS(東京/芝3400m)で重賞初制覇。同年9月にはGⅢ新潟記念(新潟/芝2000m)で重賞2勝目を挙げた。
さらに昨秋のGⅠ戦線では、GⅠ天皇賞・秋(東京/芝2000m)でアーモンドアイから0秒6差の4着、GⅠジャパンC(東京/芝2400m)ではスワーヴリチャードから0秒7差の5着と、トップクラスのなかに入っても差のない競馬を続けている。充実の5歳を迎えた今年は、GⅠ制覇を狙う重要な1年になる。
ユーキャンスマイルは芝3000m以上で4戦し、1勝、2着1回、3着1回、5着1回という成績。3000mでは菊花賞3着のほか、OP万葉S(京都/芝3000m)でのハナ差2着がある。
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